SLAからのお知らせ
2024/10/03
「情報資源を活用する学びの指導体系表」を改訂しました
「情報資源を活用する学びの指導体系表」を、2024年10月1日付で改訂いたしました。
パブリック・コメント等でいただいた貴重なご意見、誠にありがとうございました。
児童生徒が主体的に取り組む学びの実現に向けて授業づくり・単元づくりや各校での体系表作成にご活用ください。
▼「情報資源を活用する学びの指導体系表」2024年10月1日改訂版
<お知らせ>
・体系表及び改訂の基本方針・要点等を、機関誌『学校図書館』888号(2024年10月号)に掲載しています。
・「解説・実践例」及び「概要版」を、2025年2月以降、機関誌『学校図書館』でお知らせする予定です。
体系表 活用の要点
教育現場での課題解決に向けて
探究学習の各プロセスで育成を目指す資質・能力を明確にしました
- 多様な情報資源を整理しました。同時に、探究のプロセスにおいて生きて働く知識・技能をまとめ、活用しやすくしました。
- 課題設定までのプロセスを分析して示し、自ら課題を立てる力を高められるように、支援のポイントが書かれています。
- 情報の整理・分析を段階的に支援できるように、その力の育成を図る支援のポイントを整理して示しています。
2024年改訂に至る経緯
全国学校図書館協議会では、1992年に「資料・情報を活用する学び方の指導体系表」を、2004年に「情報・メディアを活用する学び方の指導体系表」を発表し、2008年には同体系表の解説『情報を学習につなぐ』を刊行しました。
2019年1月には、2004年版体系表の改訂を行い「情報資源を活用する学びの指導体系表」として制定・公表しました。
その後、現行の学習指導要領が順次実施され、「主体的・対話的で深い学び」による授業改善に伴う探究的な学びの実現には、詳細な体系表が必要だと捉えて、2019年版体系表の改訂に着手しました。
2024年4月17日、第1次案「情報資源を活用する学びの指導体系表(改訂案)」を発表し、5月17日までの期間でパブリック・コメントを募集しました。寄せられたご意見を基に体系表(改訂案)を修正し、第2次案を第44回全国学校図書館研究大会(高松大会)で提案いたしました。
高松大会分科会会場での協議や8月23日までにいただいた意見を基に、更に見直しや修正を行い、2024年10月1日に改訂版を公表いたしました。