司書教諭とは

学校図書館の専門的職務を掌る教員です。学校図書館法ではすべての学校に「置かなければばらない」と規定され、「主幹教諭、指導教諭又は教諭をもって充てる」とされています(第五条)。図書館主任を担当しますが、司書教諭と図書館主任が別の場合もあります。

司書教諭になるには

小学校・中学校・高等学校または特別支援学校の教諭の免許状に加え、「司書教諭課程・講習」を受講することによって司書教諭資格を取得できます。
司書教諭になるには資格の取得だけではなく、教員として採用されたのちに、教育委員会や学校長から司書教諭として発令されることが必要です。
【参考】
文部科学省サイト 司書教諭 よくある質問集

司書教諭の任務と職務

司書教諭は、学校図書館の職務のうち、主に学校図書館の経営及び指導面を担当します。 学校図書館の経営方針や経営計画を立て、年間運営計画等を作成します。また、学校図書館の機能を活用する学習指導、読書指導、情報活用能力の育成指導等へ協力、支援したり、自ら指導したりします。学校司書が配置されていない場合には、学校図書館の運営、学校図書館メディアや施設の整備等も行います。主な活動としては表のようなものがあります。

主として司書教諭が行う職務

経営
  • 学校図書館経営方針の立案
  • 学校図書館経営・運営計画の立案
  • 研修計画の立案
  • 学校図書館組織の編成
  • 規程・基準類の作成
  • 学校図書館評価
  • 校内・校外組織との連絡・調整
指導
  • 読書指導の実施・協力・支援
  • 学習指導の実施・協力・支援
  • 情報活用能力育成指導の実施・協力・支援
  • 児童生徒図書委員会の指導