司書教諭担当時間数確保・専任化の促進

1997年(平成9年)に「学校図書館法」が改正され、全国の学校に司書教諭が配置されることになりました。これにより、12学級以上の学校には司書教諭を必ず置くことになりました。11学級以下の学校には、当分の間司書教諭を置くことを猶予されていますが、次第に置かれるようになっています。
現在では、12学級以上の学校には、ほぼ100%置かれています。

司書教諭がその職務を十分に果たすためには、専任化又は図書館担当時間数の確保が必要です。全国学校図書館協議会と各都道府県の学校図書館協議会は、国や県・市町村教育委員会に司書教諭の専任化、図書館担当時間数の確保の要請を行っています。

文部科学省の2016年度(平成28年度)調査によると、司書教諭を置いている学校は、28年4月現在で小学校68.0%、中学校65.0%、高等学校84.5%、発令校約26,000校の内11学級以下の学校は約5,000校となっています。担当時間が確保されている学校は、約3,000校となっています。