選書に役立つ情報
全国学校図書館協議会選定図書
全国学校図書館協議会は、1951年より学校図書館向きの図書の選定事業を行っています。現在、1年間に出版される図書の点数は、およそ8万点を越えていますので、各学校図書館がその中から学校図書館向きの図書を選ぶには、大変な困難が伴います。
そこで、全国学校図書館協議会では、学校図書館に適した図書を選定し、機関誌『学校図書館速報版』で発表しています。各学校図書館は、この「速報版」に掲載されている図書、自校の教育課程、学校図書館の蔵書数、蔵書構成等を考慮して、購入する図書を選定します。
この図書の選定は、月2回開く選定委員会の会議で行います。選定は、選定委員に委嘱された小学校、中学校、高等学校、大学の教員、学校図書館研究者、学識経験者の方々が行います。「全国学校図書館協議会図書選定基準」に基づいて、1冊の図書につき、複数の選定委員の推薦を受けますと「選定図書」になります。毎年、およそ7千点前後の図書が「選定図書」として選ばれています。
この選定の有効期間は5年間です。
- 選定図書リストをご活用ください
速報版で掲載している選定図書リストについて、見かたや活用例を説明しています。
出版社の皆さまへ
全国学校図書館協議会では、「全国学校図書館協議会図書選定基準」に基づき、学校図書館法第2条に定められている、学校図書館の目的に適った図書を選定しています。読者対象は、幼児向き、小学校低学年・中学年・高学年向き、中学校向き、高等学校向き、高等学校職業科(実業系の専門学科)向き、教師向きの8段階で選定しています。したがって児童書ばかりでなく多くの一般書、専門書や実用書の一部も選定しています。
全国学校図書館協議会では選定見本図書のご献本を随時受け付けております。選定見本は、完成した図書の現物を、絵本はできれば2冊、絵本以外は1冊を当会選定部宛てにお送りください。選定へのご献本にあたりましては、申請書類等は不要です。また、選定料等の徴収は行っておりません。
出版社の皆さまのご協力をお願い申し上げます。詳しくは選定部までお問い合わせください。
【送付先】
全国学校図書館協議会 選定部宛
住所はこちらをご覧ください